柳原病院健診センター

      

 

 

   

 
Q1 乳がんって、どんながん? A1

乳がんは、乳房のなかの母乳をつくるところ(小葉組織)や母乳を乳首まで運ぶ管(乳管組織)から発生する悪性腫瘍

Q2 乳がんになる年齢は? A2 乳がんの発生は、20歳過ぎから徐々に増え始め30歳代ではさらに増え、40歳代後半から50歳代にピークを迎えます。20歳過ぎれば、乳がん年齢です。
Q3 乳がんになる女性は多いの? A3

欧米に比較して、日本女性の乳がん発生率は低かったのですが(約5~6 分の1程度)近年急激に増
えてきて1996年からは女性がかかるがんの第1位になっています。2004年の罹患者推定数は50,549人(16人に1人)、2008 年の死亡者数は11,890 人にもなります。

Q4 乳がんにかかりやすい人は? A4 以下の項目に該当する場合には、乳がんにかかるリスクが少し高くなると言われています。
① 月経 ⇒ 初潮が早かったり、又は閉経が遅かったりした場合
② 出産 ⇒ 初産が遅かった場合
③ 授乳 ⇒ 授乳の経験がない場合
④ 体重 ⇒ 閉経後に急に肥満になった場合
⑤ その他⇒避妊薬ピルや女性ホルモンを常用している場合
Q5 乳がんの症状は? A5 乳がんの症状は「しこり」と思っている人が多いとおもいますが、初期のころは「しこり」のような自覚症状がありません。痩せてくるなどの全身症状もありません。だから、乳がん検診を受けて早期に乳がんを発見することが大切です。
Q6 乳がん検診はどこで受けるの? A6 乳がん検診には、下記の3種の方法があります
①自治体検診:お住まいの自治体(区市町村)での住民検診。
[柳原病院健診センターではご希望の方に代行申請手続きを行なっております。]
②職場の検診
③個別検診 : 自分で人間 ドック・医療機関などの検診施設を選んで検診を受ける.
自治体検診・職場検診はお住まいの自治体や職場によって、対象年齢や検診内容、自己負担額がことなります。自分で検診施設を選んで受ける個別検診は全額自己負担となり健康保険は適用されません。
Q7 ①マンモグラフィー
②マンモグラフィー検診ってなに?
A7 ①マンモグラフィーは、乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。
②マンモグフィー検診は、このマンモグラフィーを使った乳がん検診のことです。
Q8 ①どうやって撮影するの?
②診察は誰が行なうの?
A8 ①乳房を挟みながら圧迫して、上下方向から1 枚、左右方向から1 枚(合計2 枚・両方の乳房を撮影する場合は合計4 枚)撮影します。でも、圧迫したからといって、乳房の中のがんが飛び散るようなことはありません。
②女性医師による視触診察ですので、ご安心ください。
Q9 どうして圧迫しなければいけないの? A9 乳房を圧迫しながら薄く均等に広げます。こうすることによって、少ないレントゲンの量で乳房の中をより鮮明に見ることができます。
Q10 痛いの? A10 挟むことにより、痛みを伴うこともありますが、これは病気を見つける上でとても大切なことです。
Q11 マンモグラフィーで何がわかるの? A11 触っても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や
非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。
悪性の病気だけでなく、良性のものも見つかります。
Q12 視触診や超音波検査(エコー)じゃ
だめなの?
A12 視触診も超音波検査も、乳がんを調べる大切な方法です。
マンモグラフィーを視触診と併せて行った乳がん検診は、視触診だけの検診や超音波検査を併用した検診に比べて、2~3倍の乳がんの発見が可能です。
Q13 マンモグラフィー検診はどのくらい
(回数・頻度)受ければいいの?
A13 マンモグラフィー検診は、できれば視触診と併せて最低2 年に1 度、できれば1 年に1 度受けるようにしましょう。 

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